知っておかないと損をする設備機器の選び方①
毎日の暮らしには、想定外の出来事が起こることもあります。
築12年の戸建て住宅にお住まいのAさん。
少し前からトイレの水漏れが気になるようになりました。
インターネットで検索したら、
水漏れ修理は¥5,000-~。
温水洗浄便座を交換しても、約30,000-。
「これ位の金額なら…。」と、水漏れ修理を依頼したそうです。
ですが結局、
便器自体を交換する羽目に!
提示された工事見積ナント18万円!!
想定額のおよそ6倍!
水漏れ修理のつもりが、一体どうして???
こんにちは!
新築・注文住宅、リフォーム(増改築)で、あなたの期待に応えます。
自然素材で木の家造り、茨城県つくば市のヒダモク三代目、
快適住宅アドバイザー&ホームインスペクター(住宅診断士)の肥田です。
念願のマイホームの新築(リフォーム)、
あなたは我が家の水周りの設備機器を、どんな製品を選びますか?
住宅会社の標準品?
最新装備のオプション品?
それとも、自分の嗜好に合った製品を、自分達で探します?
スタンダード型や最新型、
どんな設備機器にもメリットデメリットがあります。
それをキチンと理解して、設備機器を決めたいものです。
なぜなら、見た目で決めたり、住宅会社任せにしてしまうと
10年後、20年後に想定外の出費に迫られるコトがあるからです。
*設備機器って何があるの?
1軒の家に水回り設備機器には、少なくとも、
・システムキッチン
・浴室(ユニットバス)
・トイレ(便器)
・洗面化粧台
・給湯器(ボイラー)
が、最低でも各1つは付いています。
いまの普通の家では、引渡時の豪華さや高級感を出すために、
水周りの設備機器に予算を見込む住宅会社が少なくありません。
これら水周り設備機器の総額は軽く200万円を超えることもあり、
家の耐久性をつかさどる、骨組みや下地となる材料(木材)費よりも、
工事代金に占める割合は高かったりします。
そういう予算配分の家は、総じて家の耐久性は短かったりしますので、 注意が必要です。
*一般的な設備機器の耐久性は?
システムキッチンやユニットバス、洗面化粧台の耐久性は、おおよそ20年~25年。
給湯器(ボイラー)は10~15年で交換が望ましいです。
トイレは陶器製の便器の耐久性は高いですが、
温水洗浄便座の耐久性は7年~10年ですので注意が必要です。
なぜなら、温水洗浄便座は設備機器というより家電製品だからです。
この耐久年数は、ぜひ覚えておいて下さいね。
では、Aさん宅のトイレが、修理ではなく交換することになった理由を探求してみましょう。
いまの住宅のトイレのほとんどが洋式便器です。
洋式便器は貯水タンク・便器・便座の3つのパーツで作られています。
①最も標準的なトイレは、この3つが組み合わせられている「組み合わせタイプ」です。
組み合わせタイプのメリットは、
・経済性が高い。
・暖房便座or温水洗浄便座、手洗い付き・手洗い無しタンクなど、選択肢が広い。
・故障の時は故障箇所のみ修理・交換をすることができます。
ただし、
・細部に汚れが溜まりやすく、掃除しにくい箇所がある。
・3つのパーツ、それぞれがスペースを使う。
・デッドスペースができやすい。などのデメリットがあります。
②組み合わせタイプと比べ、継ぎ目が余りないので、
掃除がし易いと好評なのが「タンク一体型トイレ」です。
(TOTOHPより)
タンク一体型トイレのメリットは、
・スタイリッシュなデザインで、タンク部分がスリムだったり省スペース。
・無駄な隙間や継ぎ目が無く、お掃除しやすい。
ただし、価格は高めで、便器と便座が一体なので、
故障した箇所だけを交換することができないデメリットがあります。
③最近人気なのが「タンクレストイレ」です。
(TOTOHPより)
タンクレストイレのメリットは、
・高いデザイン性で、オシャレなトイレ空間になる。
・タンクがないので狭い空間でも広々と使える。
・奥行きや便器に凹凸が少ないため、掃除がし易い。
・組み合わせタイプより節水効果が高い。
ただし、
・水圧が低い(3階以上の建物や配管の古い住宅など)場合、取り付け出来ない。
・便利機能が多いので、使用電気量が増える場合がある。
・手洗所が別途必要になるなどのデメリットがあります。
Aさん宅のトイレは、②のタンク一体型トイレでした。
これまでのトイレは、温水洗浄便座は交換することがあっても、
便器自体を交換する必要はありませんでした。
ですが、
②や③のタンクレストイレなどは、便器と温水暖房便座が分離不可能な一体型なので、
耐久年数は従来の便器に比べて非常に短いのです。
Aさん宅に、この便器がつけられていた理由は、
「住宅会社の標準仕様だったから。」
まさか、便器が10年程度で交換が必要になるなんて、あなたも思いもしませんよね。
恐らく、最新型でオシャレが採用理由で、
住宅会社も縁業マンもメリットやデメリットをキチンと把握していなかったのかもしれません。
Aさんだって、住宅会社からキチンと説明があれば、
耐久性も高く、部分メンテナンス可能な「組み合わせタイプ」の便器を選択していたかもしれません。
このように、どんな設備機器にもメリットデメリットがあります。
だからこそ、それぞれの特徴をキチンと理解して、
設備機器を決めて下さいね。
ちなみに、ヒダモクの標準仕様便器は「組み合わせタイプ」です。
打合せ時に、それぞれの便器のメリットデメリットを正直に説明して、
お客様に最終決定していただきますが、
ほとんどのお客様は、メンテナンスを考慮して「組み合わせタイプ」を選ばれています。
ヒダモクは、つくば市を中心に、
手に触れるところは、地元の無垢の木や珪藻土・クロス・畳など
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