相見積りを活かす3つの不文律
我が家を建てよう、直そうと考えたあなた、
やはり一番気になるのは、「費用」ではありませんか?
インターネットの新築住宅やリフォームサイトでは、
「必ず相見積りをしましょう。」
などと、相見積りを奨励さえしています。
ですが、ほとんどの方が誤った相見積りの取り方をされているようで、
業者選びを間違えて、自ら満足度の低い我が家にしてしまうことさえ…。
実は「相見積りの取り方」にも上手下手があるんです。
こんにちは!
新築・注文住宅、リフォーム(増改築)で、あなたの期待に応えます。
自然素材で木の家造り、茨城県つくば市のヒダモク三代目、
快適住宅アドバイザー&ホームインスペクター(住宅診断士)の肥田です。
新築の場合は、仕様グレードや床面積などから
それぞれの住宅会社に依頼した場合の建物本体費用は推定出来ます。
ただし、外部給排水工事などの付帯工事まではわかりませんから、
暮らせる家を手に入れる「総費用」は分かりません。
また、「リフォームには定価がない」とよく言われるように、
リフォームリノベーション工事の場合、
含まれる工事の範囲や提示されている工事金額も、
建物の傷み具合や、あなた方住む人の要望をどれだけ考慮しての
リフォームプランを練るかで、「費用」は業者によってかなり異なるのが現状です。
そこで工事の適正相場や、信頼できる業者を見つけるための手段として
複数の業者から「相見積り」を取られる方が増えてきました。
◎「相見積り」って何?
そもそも「相見積り」とは、複数業者から見積り書をもらい、
内容や金額を比較検討することです。
複数業者から各々見積り書を取ることで、著しく高い工事費の業者や、
その場で契約を迫るような悪質業者を避けることができます。
また、それぞれの業者の工事金額や施工に対する意識などをチェックできるので、
あなたにとって一番費用対効果の高い業者を選ぶことができるのです。
◎「相見積り」の不文律
相見積りは単純な価格比較のための手段ではありません。
業者との信頼関係が築けないと、追加工事やトラブルなどで
我が家造りが失敗に終わる事さえあります。
「工事費用を少しでも安くしたい」という気持ちはわかりますが、
相見積りで業者比較をする際に、業者との信頼関係を壊してしまったり、
施工後に追加料金を請求されるなど、最終的に高い工事費になってしまったなど、
意外と相見積りを有効に利用されている方は少ないようです。
上手に相見積を取ることは、それほど難しいことではありません。
これから話す3つの禁止事項を覚えて、
あなたにとって最適の新築リフォーム業者を見つけて、
納得満足の我が家を手に入れて下さい。
不文律①:欲張ってたくさんの業者から見積りを取らない
一円でも工事費用を安く抑えたい気持ちが強い人ほど、数多く相見積りを取りたがる傾向があります。
ですが業者の数だけ打ち合わせ回数が増えますから、それだけで疲れてしまったり、混乱してしまったりします。
結果的に打ち合わせ内容に漏れが生じやすくなり、相見積りに失敗することも多くなります。
たくさんの業者から見積りをもらうことよりも、3社程度の業者としっかりと打ち合わせをした方が無難です。
3社と話せば工事の相場も見えてきますし、見積り比較により、
各業者の見積り漏れ(見落とし箇所)の発見にも役立ちます。
不文律②:相見積りの条件は同じにする
「相見積り」は、金額にばかりに目が行ってしまいがちです。
しかし、肝心なのは条件伝達です。
すべての業者に対して、できるだけ同じような条件で見積りしてもらうことが大切です。
我が家の予算、使いたい素材や設備機器、あなたのマイホームイメージなどもしっかりと伝えましょう。
こうすることで後で単純比較し易くなります。
出来ることなら、見積りの根拠となる間取り図を作成して渡すことで、更に比較し易くなります。
不文律③:他業者の見積り書は見せない
細部にや価格にこだわればこだわるほど、業者との打ち合わせは煩雑になります。
そんな場合、面倒くさくなってしまい、最初に提出された見積り書をタタキ台として他の業者に見せる方も居ます。
その後の打ち合わせは非常に簡単になりますが、これはマナー違反です。
誰しも一所懸命苦労して積算した金額や情報が他社に筒抜けだと判ったら、
以後真剣に打ち合わせさせていただくことは不可能です。
また、その場で「その見積りよりも安くさせていただきます。」
などという業者の場合、 材料や設備機器のグレードを落としたり、
手抜き工事されるのがオチです。
◎最安値の業者が信頼できる業者とは限らない!
そもそも「相見積り」とは、
特定業者の見積りの良し悪しを判断することよりも、
費用の相場や施工方法などを把握することで、
信頼できる業者を見つけるために行うモノだと私は思います。
信頼関係の構築が出来ないと、納得満足の家造りは出来ません。
ですから、駆け引きのための見積り書の公開は絶対に止めましょう。
相見積りは最安値の業者を見つけるためのものではありません。
正しい業者比較でより良い我が家を手に入れて下さいね。
ヒダモクは、つくば市を中心に、
手に触れるところは、地元の無垢の木や珪藻土・クロス・畳など
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