断熱リフォームを考える
こんにちは!
自然素材で木の家造り、茨城県つくば市のヒダモク三代目、
住宅アドバイザーの肥田です。
リフォームのご相談をいただきました。
築32年、柱も長く、軒も深い、
同行したH棟梁もうなる見事な和風住宅です。
夏は涼しいようですが、冬がとても寒いとのこと!
ご主人やお子さんとの思い出がいっぱい詰まった我が家です。
思い切って「建て替え」も有りでしょうけれど、
「大切な思い出とも一緒に暮らしたい」との想いがある場合は、
やはり、リフォームという選択になりますね。
「外装は余り手直しせずに、夏涼しく、冬暖かい住まいにして欲しい」
かなり難度なご要望ですが、精一杯お応えしていきたいと思います。
築30年を超える和風住宅に暮らす多くの方は、
「冬が寒い」というお悩みをお持ちです。
なぜでしょう?
実は、昔の日本の家造りには「断熱」という概念が無かったのです。
昔の日本の寒さ対策は、囲炉裏や火鉢で人がいるところだけを暖める、
いわゆる「採暖」という方法です。
現代のホットカーペットやこたつも採暖方法の1つですね。
2度にわたるオイルショックを経て住宅断熱の必要性が高まり、
1979年に「省エネ法」が制定されました。
この法律をもとに断熱基準がつくられ、
その後住宅金融公庫の融資条件に組み込まれたことで、
住宅での断熱化が普及していきました。
ですから、これ以前の住宅には、断熱材が充填されていない
お住まいが数多くあります。
これからの日本のエネルギー事情を考えていくと、
住宅の断熱化は避けて通れない問題です。
だからといって、
畳の部屋もない、
柱も壁に隠れて見えない、
天井が低い(開放感がない)
家ばかりになってしまっては、
日本が誇る独特の木造軸組建築という文化を
失ってしまうことにもなりかねません。
日本の建築美の良さを継承しつつ、
夏涼しく、冬暖かい住まいにリフォームする。
私たち、建築に携わる者の、腕の見せ所ですね。
モチロン、内装仕上げには無垢の木と自然素材を用いて。
今後、ますます断熱リフォームの相談が増えることでしょう。
リフォーム後の見た目だけでなく、家族みんなが「気持ちいい!」と感じる、
「+α(プラスアルファ)」の高い提案・施工していきたいと思います。
ヒダモクでは、地元の樹と自然素材を用いた
木ごこちいい家づくりを提案しています。
「自然素材の家は高い!」と思っている皆さん、
費用対効果を考えると、自然素材の我が家って、実は「お得」なんです。
無垢の木と自然素材でつくる、木ごこちいい「家」
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