家造りの光と影
こんにちは!
自然素材で木の家造り、茨城県つくば市のヒダモク三代目、
住宅アドバイザーの肥田です。
今月のつくばは雨が多いです。
そんな中、弊社の近くでは、2×4工法による新築工事が進んでいます。
通勤時に通りかかるので、他所様の工事ではありますが、
「大丈夫かなぁ~?」
「このままで良いのかなぁ~?」
と、勝手に気を揉んでいる毎日です(汗)
2×4工法は、工法そのものは悪くはありません。
単純に「面」で強度を得ようという考え方ですので、耐震性や気密性に優れた
とても理に適った工法だと思います。
でも、
「高温多湿な日本においては、2×4は余りお勧めできない。」
というのが私の結論です。
もし、自信を持ってお薦め出来るのならば、
ヒダモクでも標準仕様として採用しています。
その理由は、施工方法です。
いわゆる木造住宅といわれる
木造軸組工法では、
上棟工事→屋根工事→外部防水シート張り→内部工事
という順番
で工事を進めます。
まず周りを囲って、雨水の侵入を防いで、工事が進められます。
それに対して
2×4工法は、
1階床→1階壁→2階床→2階壁→屋根という順番
で施工されるため、
1階の床の工事がスタートしてから、建物自体が雨を凌げるようになるまでに、
最低でも2~3週間、長い現場では一ヶ月程度の工期を要します。
ご近所の2×4の現場も、屋根がかかるまで3週間近くかかっていました。
その間に、3日に1度は雨が降っていました。
「面」で建物強度を出す2×4工法の要は「合板」です。
駆け出しの頃、最初に教えられたことの1つが、「合板は絶対濡らすな! 」
合板は薄くカツラ剥きした木材を、繊維方向を直交させて、
5層に重ね接着された製品です。
水分を含むと、不自然な湾曲が起こります。
それを放置しておくと、湿度によるカビの発生や劣化の促進に繋がります。
また、1階の床下には、最初に断熱材の敷き込みが行われます。
良く使われているのは、繊維系のグラスウール。
こちらも、水は天敵です。
セーターのように、濡れても自然と乾くということはありません。
濡れたら最後、表示通りの性能は発揮できなくなります。
これらの事は、建設業者なら誰でも知っていることです。
2×4住宅にお住まいの方、これから2×4で建てようとお考え中の方には
とても不愉快なブログになってしまったかもしれません。
でも、「家は住む人の安心安全を守るモノ」だと私は思っています。
また「信頼を裏切ってはいけない」とも思っています。
私は自分が建て主だったら、「あの光景は嫌だな」と思います。
「ご家族が安心して健康に快適に暮らせる家造りのお手伝い」
という、私の仕事に自信と誇りを持っています。
ですから、今日は敢えてこんなブログを書きました。
2×4工法と雨については、私の友人も想いを書いています。
ぜひご一読を!
http://mottowood.com/housing/001_rain.html
ヒダモクでは、地元の樹と自然素材を用いた
木ごこちいい家づくりを提案しています。
「自然素材の家は高い!」と思っている皆さん、
費用対効果を考えると、自然素材の我が家って、実は「お得」なんです。
家造りを考え始めたばかりの方は、迷うことも沢山あると思います。
そんな皆さんには、
「知っ得!納得!!家造り」メールセミナーをご用意しています。
家造りを基本から学びたいという方は、コチラをご活用ください。
無垢の木と自然素材でつくる、木ごこちいい「家」
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