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更新日 2016年8月26日

雨漏りは放っておけば、放っておくほど…


台風7号が茨城県を直撃した月曜日、
こんな電話をいただきました。

 

「普通の雨なら全く平気なんですが、
2、3年前から今日みたいな雨だと雨漏りするんです。

 

建てて貰った住宅メーカーは、
1度応急処置に来てくれましたが、
その後は来てもくれません。

 

1度見ていただけませんか?」

 

雨漏りは雨水の通り道が乾いてしまう前に、
天井裏などをのぞいて、漏水箇所を特定しておくのが得策です。

 

「雨漏り」は、気付いた場所の真上では起きません。
案外離れた箇所で起きていたりするものです。

 

乾いてしまってからでは、場所の特定も困難で、
的外れな箇所を補修してしまうことも少なくありません。

 

急ぎ確認に行ってきました。
 
リビングでの雨漏り
 

こんにちは!
自然素材で木の家造り、茨城県つくば市のヒダモク三代目、
快適住宅アドバイザーの肥田です。

 

雨漏りをしているのに放っておくのは、
家の劣化を早めているのと同じです。

 

目視できる被害が発生しているということは、
目で確認できない天井裏や壁の裏側では、
もっと症状が進行している可能性が高いからです。

 

あなたが気付かないのは、普通の雨でも雨漏りしているけれど、
あなたが気付く所まで伝わらずに済んでいるだけかもしれません!

 

屋根からの雨漏りで、小屋裏を伝って部屋の中に雨漏りをしている場合、
まず天井裏の断熱材は、水を含んだままだしカビだらけでしょう。

 

また、壁のシミがハッキリと分かるようなら、
壁の内部の石膏ボードや断熱材が水分を吸って、
裏面にもカビが生えてきてどんどん黒ずんできてしまい、
断熱材は全くその性能を発揮できなくなっています。

 

やがては、壁紙も剥がれ出すことでしょうす。
 
カビの生えた壁裏側

(水を吸った壁下地石膏ボードの裏側)

 

グラスウールやロックウールなどの充填型の繊維系断熱材は、
1度水分が染みこんでしまうと、ラッピングされていることや、
壁の内部が密閉されているため、ほとんど乾くことはありません。
 
水を吸ったグラスウール
(水を吸ったグラスウール断熱材)

 

そのため柱や土台などの骨組や、耐震性を保持するための耐力面材に
そのまま水分が伝わり、腐朽菌を繁殖させてしまうこともあります。

 

何より、部屋の中も湿気が増しますから、
壁の裏だけでなく、表面にもカビが生えてきて、

 

住んでいる人の健康にも悪影響を及ぼすことにも成りかねません。

 

雨漏りは放っておけば、放っておくほどお金が掛かります。

 

特に、いまの普通の家は、
気密性が格段に向上している上に、
柱が壁の中に隠れる「大壁」構造です。
 

雨漏りに気付いた時には、ある程度被害は進行しています。

 

早め早めの補修を心掛けたいですね。

 

週明けには、「猛烈な」台風が日本を襲うとの予報です。

 

雨漏りに心当たりがある方は、メールで気軽にご相談下さい。

 

 

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